サントリーが誇るシングルモルトウイスキー「白州」。南アルプスの麓で生まれる「森香るウイスキー」として、国内外から絶大な支持を集めています。
ミントや若葉を思わせる爽やかな香り、軽快でキレのある味わい、そしてほのかなスモーキーさが特徴です。2018年には白州25年がワールド・ウイスキー・アワードで世界最高賞を受賞し、ジャパニーズウイスキーの代表格としての地位を確立しました。
しかし現在、世界的な人気により入手困難な状況が続いています。定価での購入は抽選販売が中心で、市場価格は定価の2〜3倍に高騰しているケースも少なくありません。
本記事では、白州の全種類について、特徴・定価・市場価格・味わいの違いを徹底解説します。ノンエイジから25年まで各ラインナップの魅力、限定品情報、飲み方別ガイド、定価で購入する方法まで網羅しました。あなたに最適な一本を見つけて、南アルプスが育む唯一無二の味わいを堪能してください。
白州とは|森の蒸留所が生む日本を代表するシングルモルト
白州は、山梨県北杜市の白州蒸留所で製造されるシングルモルトウイスキーです。1973年にサントリーの第2の蒸留所として設立され、山崎に次ぐ重要なブランドとして成長しました。
白州蒸留所の歴史と立地環境|自然との調和が生む唯一無二の味わい
白州蒸留所は1973年、サントリーウイスキー誕生50周年を記念して設立されました。標高約700メートル、南アルプスの山々に囲まれた82万平方メートルの広大な敷地に位置し、「森の蒸留所」として親しまれています。
創業者の佐治敬三氏が全国を調査して見出した理想的な環境で、自然との調和を重視した「森林公園工場」として設計されました。敷地内にはバードサンクチュアリも設置され、豊かな森の環境が保たれています。
主な沿革
- 1973年:白州蒸留所設立
- 1994年:初のシングルモルト「白州12年」発売
- 2006年:「白州18年」発売、ISC金賞受賞
- 2012年:「白州(ノンエイジ)」発売
- 2023年:蒸留所設立50周年
隣接地には「サントリー天然水 南アルプス白州工場」も併設され、同じ水源を活用した総合的な製造拠点となっています。
白州を特別にする製造へのこだわり|多彩な原酒づくりの秘密
白州の個性的な味わいは、独自の製造方法によって生み出されています。
- 南アルプスの天然水
南アルプスの山々を長時間かけてくぐり抜けた地下天然水は、花崗岩層で自然濾過された軟水です。適度なミネラルを含むキレの良い水が、白州特有の爽やかな香りとスッキリした味わいの基盤となっています。日本の名水百選にも選ばれる尾白川と同じ水系で、理想的なマザーウォーターです。
- 多彩な原酒づくり
白州蒸留所の最大の特徴は、1つの蒸留所内で多種多様な原酒を作り分けていることです。管理が難しい木桶発酵槽を使用し、蒸留所内の微生物による独自の発酵で個性的な風味を生み出します。大きさも形状も異なる12基のポットスチルを使い分け、バーボン樽、シェリー樽、新樽など多様な樽で熟成させることで、複雑で奥深い味わいが完成します。
白州の味わいを決定づける特徴|森香るウイスキーと呼ばれる理由
白州シリーズに共通する味わいの特徴は、爽やかさ、軽快さ、そして繊細さです。
- 香りの特徴
ミントや若葉を思わせるフレッシュな森林の香り、青りんごやグレープフルーツなどの爽やかな果実香、すだちのような柑橘系の清涼感、そしてほのかなスモーキーさ(ピート香)が調和しています。
- 味わいの特徴
軽快でキレのある口当たり、心地よい甘みと微かな酸味のバランス、フルーティーさとスモーキーさの絶妙な調和、クリーンですっきりとした後味が魅力です。
この「森香るウイスキー」という表現は、白州蒸留所を囲む豊かな森の空気感を表しています。白州は「ライトリーピーテッドモルト」と呼ばれるピート使用麦芽を使っていますが、スコッチウイスキーのような強いスモーキーさではなく、柔らかで繊細なスモーキーさが特徴です。この絶妙なバランスが、初心者から上級者まで幅広く愛される理由となっています。
白州の現行ラインナップ|4種類の定番商品を徹底比較
現在サントリーが公式に販売している白州は、主に4種類のラインナップで構成されています。2024年4月の価格改定により、定価が大幅に変更されました。
1. 白州(ノンエイジ)|エントリーモデルの実力
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売年 | 2012年 |
| 定価 | 7,700円(税込) |
| 市場価格 | 10,000円〜15,000円 |
| アルコール度数 | 43% |
| 容量 | 700ml |
価格について
2024年4月の価格改定前は4,950円(税込)でしたが、56%の値上げにより現在は7,700円(税込)となっています。市場では定価よりやや高めの10,000円〜15,000円程度で取引されていますが、白州シリーズの中では最も入手しやすい商品です。
白州ノンエイジ(NV)は、2012年に発売されたシリーズのスタンダード商品です。白州10年の終売を受けて登場しましたが、その品質は10年物に匹敵すると評価されています。
味わいの特徴
- 森の若葉のようなみずみずしい香り
- 爽やかでキレのある口当たり
- ほのかなスモーキーさとフルーティーな風味
- 軽快ながら奥行きのある味わい
- すだちやミントのような清涼感
白州ノンエイジは、ハイボールにすると特に本領を発揮します。爽快な香りとスッキリした味わいが、食事との相性も抜群です。年数表記がないものの、時間をかけて造られた完成度の高い原酒が使用されており、バーテンダーからも高い評価を受けています。
2. 白州12年|バランスの取れた人気No.1
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売年 | 1994年 |
| 定価 | 16,500円(税込) |
| 市場価格 | 32,000円〜40,000円 |
| アルコール度数 | 43% |
| 容量 | 700ml |
価格について
2024年4月の価格改定前は12,100円(税込)でしたが、36%の値上げにより現在は16,500円(税込)となっています。しかし、定価での入手は非常に困難で、市場価格は定価の約2〜2.5倍となる32,000円〜40,000円程度で取引されています。
白州12年は、1994年の発売以来、白州ブランドの中核を担ってきました。2018年に一時休売となりましたが、2021年に数量限定で再発売され、現在も高い人気を誇ります。
味わいの特徴
- 爽やかな青りんごや新緑の香り
- バニラやナッツの甘み
- 適度なスモーキーさとフルーティーな味わい
- スムースでまろやかな口当たり
- すっきりとしたキレのある後味
12年以上熟成された原酒のみを使用しており、ノンエイジより深みと複雑さが増しています。ストレート、ロック、ハイボールなど、どの飲み方でも楽しめる万能型です。国内外の酒類コンペティションで数々の賞を受賞しており、ジャパニーズウイスキーを代表する銘柄の一つとして確固たる地位を築いています。
入手難易度
抽選販売や数量限定販売でしか手に入らないケースがほとんどで、店頭で見かけることは極めて稀です。
3. 白州18年|長期熟成が生む深い味わい
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売年 | 2006年 |
| 定価 | 60,500円(税込) |
| 市場価格 | 70,000円〜90,000円 |
| アルコール度数 | 43% |
| 容量 | 700ml |
価格について
2024年4月の価格改定前は35,200円(税込)でしたが、72%の大幅な値上げにより現在は60,500円(税込)となっています。市場価格はさらに高く、70,000円〜90,000円程度で取引されています。定価でも高額な商品であり、一般的な購入は非常に困難です。
白州18年は、2006年の発売以来、数々の国際的な賞を受賞している銘柄です。ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で金賞を11回、IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)最高賞1回、SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)最優秀金賞2回などの輝かしい実績を誇ります。
味わいの特徴
- 熟したメロンやマンゴーのフルーティーな香り
- はちみつのような甘さとコク
- 複雑で深いスモーキーさ
- 樽香とのバランスが絶妙
- 心地よいスモーキーな余韻
18年以上の長期熟成により、白州の爽やかさはそのままに、深い味わいと複雑さが加わっています。ヘビーピート、ホワイトオーク、シェリー樽の原酒を中心にヴァッティングされており、長期熟成ならではのまろやかさとコクを楽しめます。
ストレートやトワイスアップで、じっくりと味わうのがおすすめです。アルコール度数は43%ですが、長期熟成によってアルコールの刺激が抑えられており、ウイスキー初心者でも楽しみやすい銘柄です。
入手難易度
世界的な評価の高さから、国内外のコレクターから人気を集めており、極めて入手困難な状況が続いています。
4. 白州25年|シリーズ最高峰の芸術品
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売年 | 2008年 |
| 定価 | 396,000円(税込) |
| 市場価格 | 定価以上(希少で取引例少) |
| アルコール度数 | 43% |
| 容量 | 700ml |
価格について
2024年4月の価格改定前は176,000円(税込)でしたが、125%という大幅な値上げにより現在は396,000円(税込)となっています。年間生産本数が極めて限られているため、市場にはほとんど出回らず、オークションなどでは定価を大きく上回る価格で落札されることもあります。
白州25年は、白州ブランドの最高峰に位置する超プレミアムウイスキーです。2018年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で「ワールドベスト・シングルモルトウイスキー」のトロフィーを受賞し、世界最高峰のシングルモルトとして認められました。
味わいの特徴
- クリーミーでウッディーな香り
- 濃厚な果実味とシェリー樽由来の甘み
- 力強いスモーキーさ
- 25年以上の熟成がもたらす圧倒的な複雑さ
- 長く続く芳醇な余韻
- 馥郁とした樽香との見事な調和
25年以上熟成された原酒の中から、クリーミーでウッディーな原酒、ピートを効かせたスモーキー原酒、シェリー樽熟成の原酒を厳選してブレンド。まさに白州の集大成といえる一本です。
入手難易度
サントリーの公式販売でも抽選方式が採用されており、一般的な購入は事実上不可能です。コレクターズアイテムとしての価値も極めて高く、白州ブランドの頂点に君臨する存在です。
白州の限定品・終売品|コレクター垂涎のレアボトル
白州には、定番ラインナップ以外にも数々の限定品や終売品が存在します。これらはプレミア価格で取引されることが多く、ウイスキーコレクターから高い人気を集めています。
5. 白州10年|幻となった人気ボトル
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 販売期間 | 〜2013年3月 |
| 発売当初の定価 | 約3,000円 |
| 現在の市場価格 | 90,000円前後 |
白州10年は、2013年3月末で出荷を終了した終売品です。販売当初の定価は約3,000円でしたが、現在の市場価格は90,000円前後と、約30倍にまで高騰しています。
終売の理由
白州ブランドの人気が急速に高まり、モルト原酒が慢性的に不足したため、10年以上熟成した原酒を確保できなくなったことが主な理由です。現在のノンエイジ商品への移行は、この原酒不足への対応策でもありました。
味わいの特徴
- 青りんごやミント、若葉を思わせる新緑の香り
- ほのかなスモーキーさと爽やかな甘み
- クリーンできれいな味わい
- 軽快な口当たり
- バニラのようなまろやかさ
白州10年は、長期熟成の18年や25年ボトルよりも入手が一層困難になっており、希少価値が非常に高まっています。今後再販される可能性は低く、プレミア化が避けられない状況です。
6. 白州ヘビリーピーテッド|スモーキー好き必見の限定品
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売年 | 2012年、2013年 |
| 市場価格 | 70,000円〜100,000円以上 |
白州ヘビリーピーテッドは、2012年と2013年にリリースされた限定品です。通常の白州よりもピートを強めに焚いた麦芽(ヘビリーピーテッド麦芽)を使用し、白州の柔らかさとスモーキーさを兼ね備えた特別な一本です。
味わいの特徴
- 力強いスモーキーな香り
- 白州らしい柔らかさと軽快さ
- ピート由来の複雑な風味
- スパニッシュオーク樽での熟成による深み
白州の味わいを特徴づけるスモーキー原酒のみを厳選してヴァッティングした、非常に個性的なボトルです。現在はオークションなどで高値で取引されています。
7. 白州ピーテッドモルト2021|最新の限定品
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売年 | 2021年3月 |
| 定価 | 数量限定販売 |
| 市場価格 | 95,000円〜110,000円 |
2021年3月に数量限定で発売された白州ピーテッドモルト。ピーテッド麦芽を使用したモルト原酒のみを厳選し、アメリカンオーク樽とスパニッシュオーク樽で熟成させた特別な商品です。
味わいの特徴
- 白州モルトらしい甘く柔らかなピーティな香り
- たおやかな薫香
- ハチミツのような甘さ
- 伸びやかで芳ばしいスモーキー
発売直後から高値で取引され、買取価格は55,000円からスタートし、一時は110,000円まで高騰しました。以前に販売された白州ヘビリーピーテッド2012・2013よりも高額な買取価格となっています。
8. 白州蒸留所限定ピーテッド|蒸留所でしか買えない特別品
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 販売場所 | 白州蒸留所限定 |
| 容量 | 700ml |
| アルコール度数 | 43% |
白州蒸留所でのみ購入できる限定ボトルです。アメリカンオーク樽とスパニッシュオーク樽で熟成されたスモーキー原酒をブレンドしたシングルモルトウイスキーで、白州モルトらしい軽快さとハチミツのような甘さが特徴です。
蒸留所見学の際のお土産として人気が高く、白州ファンから高い評価を得ています。
9. 白州 Story of the Distillery シリーズ|毎年進化する限定品
毎年リリースされる年次限定品で、白州蒸留所の歴史や製造方法にフォーカスした特別なボトルです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売年 | 2025年5月 |
| 定価 | 16,500円(税込) |
| 市場価格 | 26,000円〜40,000円 |
白州蒸留所のものづくりや紡いできた物語を紐解く一本として、2025年版がリリースされました。スモーキータイプの白州モルトをバーボンバレルで熟成させた原酒のみを厳選し、丁寧にブレンドしています。
味わいの特徴
- パイナップル、バニラクリーム、焙じ茶の香り
- 軽快でやわらかな口当たり
- 和三盆のような甘やかさ
- かすかな苦味
- 熾火の煙、ほろ苦い余韻
2023年に白州蒸留所は設立50周年の節目を迎え、大規模な改修工事も実施しました。この限定ボトルには、白州蒸留所の新たな姿がラベルや化粧箱にも描かれています。
白州の飲み方別おすすめガイド|シーンに合わせた最適な楽しみ方
白州は飲み方によって、異なる魅力を発揮するウイスキーです。ここでは、各飲み方に最適な白州の種類と楽しみ方をご紹介します。
ハイボール|爽快感を最大限に引き出す王道スタイル


おすすめの白州:ノンエイジ、12年
白州の爽やかさを最も楽しめる飲み方がハイボールです。特に白州ノンエイジと白州12年は、ハイボールとの相性が抜群で、食中酒としても優れています。
基本の作り方
- グラスに大きめの氷を入れる
- 白州を適量注ぐ(ウイスキー1:炭酸水3〜4の比率)
- よく冷やした炭酸水を静かに注ぐ
- マドラーで軽く一回だけ混ぜる
白州ノンエイジのハイボール
- 森の若葉のようなフレッシュな香りが炭酸で引き立つ
- すっきりとした味わいで飲み飽きしない
- 価格的にも日常使いしやすい
- 焼き鳥(塩)、天ぷら、刺身など和食全般と好相性
白州12年のハイボール
- より深みのある味わいと複雑な香り
- バニラやナッツの甘みが炭酸に溶け込む
- 特別な日の食事に合わせたい上質なハイボール
- ローストビーフや洋食との相性も良好
アレンジ:白州ミントハイボール
ミントの葉を1〜2枚手のひらで軽く叩いてからグラスに入れることで、白州のフレッシュな香りがさらに引き立ちます。夏にぴったりの爽やかな一杯で、白州ノンエイジで作るのがおすすめです。
ロック|味わいの変化を楽しむ贅沢な時間


おすすめの白州:12年、18年
氷が溶けていく過程で、味わいの変化をゆっくり楽しめるのがロックスタイルです。白州12年や18年のように、複雑な味わいを持つボトルに最適です。
白州12年のロック
- 最初は白州の爽やかさとスモーキーさを感じる
- 氷が溶けるにつれてまろやかな甘みが前面に
- バニラやナッツの風味がじっくり開く
- 時間をかけて飲むことで、一杯で二度楽しめる
白州18年のロック
- 長期熟成の深い味わいがゆっくりと開花
- メロンやマンゴーのフルーティーな香りが際立つ
- 氷が溶けてもコクと甘みが持続
- 食後のリラックスタイムに最適
ロックのポイント
- 大きめの氷を使うと溶けにくく、味の変化をゆっくり楽しめる
- ウイスキー量は30〜45ml程度が標準
- 温度が上がるにつれて香りが開くので、少しずつ飲む
ストレート|白州の真価を味わう本格派スタイル


おすすめの白州:18年、25年
長期熟成の複雑な味わいをじっくりと楽しむなら、ストレートが最適です。特に白州18年と25年は、ストレートで飲むことで真価を発揮します。
白州18年のストレート
- 18年熟成の深い香りと複雑なコクを堪能
- はちみつのような甘さとスモーキーさのバランス
- 常温で香りを十分に開かせることがポイント
- 少量ずつ口に含み、舌の上で転がすように味わう
白州25年のストレート
- 25年以上の熟成がもたらす圧倒的な複雑さ
- クリーミーな口当たりと濃厚な果実味
- 長く続く芳醇な余韻を最後まで楽しむ
- 特別な日の締めくくりにふさわしい至高の一杯
ストレートの楽しみ方
- テイスティンググラス(チューリップ型)を使用すると香りが集まりやすい
- 常温(18〜20度)で楽しむのが基本
- 1杯の量は30ml程度から
- 香りを楽しんでから、少しずつ口に含む
トワイスアップ|初心者にも優しい本格的な味わい方



おすすめの白州:12年、18年、25年
ウイスキーと常温の水を1:1で割るトワイスアップは、ストレートが苦手な方や、香りをより開かせたい方におすすめの飲み方です。特に白州12年以上のエイジド商品に適しています。
トワイスアップの利点
- アルコール度数が約20%程度に下がり、刺激が和らぐ
- 水を加えることで香りの成分が開きやすくなる
- ストレートよりも味わいの要素が明確に感じられる
- プロのテイスターも採用する本格的な飲み方
白州12年のトワイスアップ
- バニラやナッツの甘みがより明確に
- フルーティーな香りが華やかに開く
- 食事と合わせても楽しめる
白州18年・25年のトワイスアップ
- 長期熟成の複雑な香りが一層際立つ
- 濃厚な果実味と樽香のバランスが明確に
- ゆっくりと時間をかけて変化を楽しめる
水割り|和食との相性抜群の日本流スタイル


おすすめの白州:ノンエイジ、12年
日本独自の飲み方である水割りは、食中酒として白州を楽しむのに最適です。白州ノンエイジや12年がよく合います。
水割りの作り方
- グラスに氷を入れてステア(かき混ぜる)してグラスを冷やす
- 余分な水を捨てる
- 白州を注ぐ(ウイスキー1:水2.5〜3の比率)
- 再度氷を足してステアする
白州の水割りの魅力
- 軽快で飲みやすく、食事の邪魔をしない
- 白州の爽やかな香りが水によって柔らかく広がる
- 寿司、刺身、焼き魚など和食との相性が抜群
- 長時間の食事でもペースを保ちやすい
ホットウイスキー|寒い季節に心温まる飲み方


おすすめの白州:ノンエイジ、12年
寒い季節には、お湯で割るホットウイスキーもおすすめです。白州の爽やかな香りが湯気とともに立ち上り、体の芯から温まります。
作り方
- 耐熱グラスに白州を30ml程度注ぐ
- 80度程度のお湯を注ぐ(ウイスキー1:お湯2〜3の比率)
- 軽くステアする
- お好みでレモンスライスや生姜を添えても
ホットウイスキーの楽しみ方
- 湯気とともに立ち上る森林の香りを楽しむ
- 体が温まるリラックス効果
- 就寝前のナイトキャップとしても最適
- レモンを加えるとより爽やかに
白州を定価で購入する方法|入手困難な現状と対策
白州は国内外から高い需要があり、定価での入手が非常に困難な状況が続いています。ここでは、少しでも入手確率を高める方法をご紹介します。
抽選販売を活用する|主要な販売チャネル
百貨店の抽選販売
大手百貨店では、カード会員向けに定期的に抽選販売を実施しています。
- 高島屋:タカシマヤカード会員限定
- 伊勢丹・三越:エムアイカード会員限定
- 東急百貨店:東急カード会員限定(山崎25年、白州18年など希少品も)
- 小田急百貨店:小田急ポイントカード会員限定
- 京王百貨店:京王パスポートカード会員限定
- 近鉄百貨店:近鉄カード会員限定
抽選販売のタイミング
- お中元シーズン(6月)
- お歳暮シーズン(12月)
- 年末年始
- 父の日(6月中旬)
- 不定期の限定販売
酒類専門店の抽選販売
- やまや:やまやカード会員限定(店頭販売も会員限定が多い)
- リカーマウンテン:メルマガ会員限定
- させ酒店:メルマガ会員限定
コンビニエンスストア
- セブンイレブン:セブンネットギフトで不定期に抽選販売
また、コンビニ各店舗では不定期でミニボトル(180ml)が入荷していることがあります。早い者勝ちですぐに売り切れてしまいますが、こまめに店舗をチェックすることで入手できる可能性があります。
会員カードを事前に準備する|必須の事前対策
白州の抽選販売に参加するには、各店舗の会員カードが必須です。抽選情報が出てから申し込むのでは間に合わないため、事前に準備しておくことが重要です。
東急カード(特におすすめ)
- 白州18年や山崎25年など超希少品の抽選に参加可能
- 他のカードでは購入機会すらない商品にチャレンジできる
- 年会費初年度無料、次年度以降1,100円
- PASMOオートチャージ機能も便利
やまやカード
- 店頭販売の際に会員限定で購入できる
- 限定品は定価で販売されることが多い
- 入会金・年会費無料
- 日常の買い物でもポイントが貯まる
その他の百貨店カード
- それぞれの百貨店で抽選販売があるため、複数持つと当選確率アップ
- 年会費がかかるものもあるため、普段の買い物で使うかも考慮
オンラインストアを定期的にチェック
Amazonの招待販売
- サントリーウイスキーの限定品が招待制で販売
- プライム会員向けの先行販売もある
- 定価または定価に近い価格設定
楽天市場
- 各店舗で不定期に販売
- 価格は定価よりやや高めだが、ポイント還元を考慮するとお得な場合も
- 楽天スーパーセール時に狙い目
Yahoo!ショッピング
- PayPayポイント還元が大きい日を狙う
- 価格は店舗によって異なる
実店舗での購入可能性
ドン・キホーテ
- 白州ノンエイジは比較的見つかりやすい
- 価格は定価よりやや高め(15,000円〜17,000円程度)
- 店舗によって在庫状況が大きく異なる
イオンリカー
- イオンカード会員向けに優先販売されることがある
- 大型店舗の方が入荷の可能性が高い
ミスターマックス
- アプリ会員限定で抽選販売を実施
- プッシュ通知をONにしておくと情報を逃さない
コストコ
- 不定期だがまとまった量が入荷することがある
- こちらも早い者勝ちですぐに売り切れるため、定期的に店舗をチェックするのがおすすめ
- 会員制のため、コストコ会員証が必要
購入成功率を上げるコツ
事前準備を徹底する
- 主要な会員カードは全て作成しておく
- メルマガ登録、アプリのプッシュ通知をONに
- SNS(Twitter/X)で情報収集用アカウントをフォロー
情報を逃さない仕組みづくり
- 「入荷Now」などの通知アプリを活用
- 各店舗の公式サイトをブックマーク
- 抽選販売カレンダーを作成して管理
複数の販売ルートに申し込む
- 同時期に複数の抽選に参加する
- 百貨店、酒販店、オンラインと幅広く狙う
- 家族の協力も得て応募口数を増やす
販売時期を把握する
- ギフトシーズンは入荷が増える傾向
- 限定品の発売時期(5月、10月など)は要注目
- 過去の販売実績から予測する
まとめ|自分に合った一本の選び方と購入戦略
白州の魅力|南アルプスが育む唯一無二の味わい
白州は、南アルプスの麓という恵まれた環境で生まれる「森香るウイスキー」です。その最大の魅力は、ミントや若葉を思わせる爽やかでフレッシュな香りと、軽快でキレのある味わいにあります。
日本の名水百選に選ばれる天然水を使用し、世界でも珍しい多彩な原酒づくりを行う白州蒸留所。1973年の設立以来、サントリーの伝統技術と革新的な製造方法により、初心者から上級者まで幅広く楽しめるシングルモルトウイスキーを作り続けています。
白州18年はワールド・ウイスキー・アワードで世界最高賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を獲得。ほのかなスモーキーさとフルーティーな風味が調和した味わいは、ハイボール、ロック、ストレートと、どんな飲み方でもその個性を発揮します。
入手困難な状況が続いていますが、だからこそ手に入れた時の喜びもひとしおです。南アルプスの自然が育んだ唯一無二の味わいを、ぜひ一度体験してください。
白州全ラインナップ総まとめ|あなたに最適な一本を見つけよう
白州の魅力を知ったところで、自分に合った一本を選びましょう。ここでは、各ラインナップを予算と用途別に整理します。
1. エントリーモデル:白州ノンエイジ
- 定価7,700円/市場価格10,000円〜15,000円
- 最も入手しやすく、白州らしい爽やかさを十分に楽しめる
- ハイボールで日常使いに最適、ウイスキー初心者にもおすすめ
2. スタンダード:白州12年
- 定価16,500円/市場価格32,000円〜40,000円
- 30年以上愛される白州の中核モデル、バランスと完成度が抜群
- ストレート、ロック、ハイボールと万能で、特別な日の乾杯や贈り物に最適
3. プレミアム:白州18年
- 定価60,500円/市場価格70,000円〜90,000円
- 18年熟成の複雑な味わいと国際的な受賞歴を誇る
- 記念日や自分へのご褒美、ストレートでじっくり味わいたい方に
4. 最高峰:白州25年
- 定価396,000円
- ワールド・ウイスキー・アワード世界最高賞受賞の至高の一本
- 人生の節目や最高の体験を求める方に
5. 限定品:Story of the Distilleryシリーズなど
- 定価16,500円/市場価格26,000円〜40,000円
- 毎年異なるコンセプトでリリース、コレクターズアイテムとしても魅力的
- 将来的な価値上昇も期待できる
白州を定価で手に入れるには、事前準備が不可欠です。東急カードや高島屋カードなどの百貨店カード、やまやなどの酒販店会員登録を済ませておきましょう。お中元・お歳暮シーズン(6月、12月)は入荷が増えるため狙い目です。複数の抽選に継続的に応募することで、入手確率は確実に高まります。
また、Amazon招待販売や楽天のポイント還元を活用したオンライン購入、白州蒸留所見学ツアーでの限定ボトル購入など、様々なルートを組み合わせることが成功の鍵です。市場価格での購入も選択肢の一つとして考え、ポイント還元を活用すれば実質負担を抑えられます。
適切な準備と継続的な取り組みで、あなたも「森香るウイスキー」白州との出会いを実現できます。








